馬の導入
 2002年10月26日、我が家の愛馬第一号がやってきた。名前は「栄星」、父はウエストファーレンに母はサラブレットという血統で、青鹿毛で雌の乗用馬だ。乗馬に、そして繁殖に、全てはここから始まるはずだった。馬房に、放牧地に、馬がいる。その光景に感動したものだった。しかしそれは後に裏切られたのだ。2003年の年明け早々、離婚を期に一方的に悪者となってしまい、今は我慢の時だと耐えている最中、栄星は前所有者によって強奪されてしまったのだ。もともとタダで譲ってもらった馬だけに、文句こそ言わなかったが、何も無断で勝手に厩舎に入って行って盗んで行く事もなかろうにと思った。離婚なんかよりも遥かにショックの大きい真冬の出来事だった。
 2003年9月3日、栄星を失ってから約半年間の空白期間を経て、再び馬を導入した。しかも2頭も。栄星のために買ってあった乾草や敷きワラが虚しく積み上げてあり、名古屋コーチンのための鶏舎となりつつあった厩舎が、再び賑やかになった。馬との出会いは縁。数カ月前から馬を探していたけれど見つからず、たまたまとある馬農家さんに話したところ、タイミング良く日高から競走馬の世界に居られなくなった馬を持ってきたばかりで、譲ってもらえる事になったのだ。輸送賃と若干のプラスアルファで買ったのだが、なんとおまけもついた。始めは2歳のサラブレットの雌「ストリートダンサー」号だけだったのが、1頭だけじゃ寂しいだろうと、9歳のアングロアラブ(アラブ血量50%)の雌をセットにしてくれたのだ。
 2頭の馬はいつも一緒にいる。彼等を見ていると時が経つのを忘れてしまう。サラリーマンなので朝晩しか時間が取れないが、持ちうる時間を精一杯馬に費やしている。朝は太陽が登る前から起き、夜も早めに寝てしまう。馬の手入れ(ブラシがけ、蹄の掃除、蹄油塗り、飼い付け、馬房掃除など)は朝晩2回、少なくとも1日2時間は馬の側にいるのだ。平日は夏の早朝くらいしかなかなか馬に乗る時間がもてないので、休日が主に乗馬の日となる。馬上から美しい自然と親しむのは最高の喜びだ。今後は種付けをし、子馬を生産し、繁殖馬としても期待したいし、たくさんの人に馬を理解する一助となるなら最高だと思う。彼等に触れ、彼等に乗ってみませんか?
 
馬の杜、ついにスタート!
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