奥 尻ワイン初醸造と椎間板ヘルニア
 2008年秋、建 築中だった奥尻ワイナリーがほぼ完成し、タンクの容量検定に取り掛か る。10リットル、あるいは20リットルで、タンクの液面が何ミリ動くかを、最上面から底盤面まで測定していくという気の遠くなるような作業。毎晩夜遅く まで行い、税務署のチェックを受けて、ようやく醸造が可能となるわけだ。9月末に醸造免許の交付を受け、10月10日に落成式が行われ、ワインの初醸造に 取り掛かる事となる。しかし私は、ワイン樽を持ち運びしていて腰をいため、以後腰痛に苦しむ事に。
 ワイナリーのス タッフは私を入れて2名のみ。赤は徐梗破砕したもろみの状態でタンクに 移送し、酵母を添加して醗酵開始。白は徐梗破砕の後プレスにかけ、果汁の状態にしてからタンクに移送し、酵母を添加して醗酵を開始する。赤は 20〜25℃、白は15〜20℃程度で醗酵が進むよう、温度管理を徹底する。私は同時に試験室管理者となり、成分分析をも担当する事に。初めての事ばかり だけど、勉強しながら何とか乗り切っていく。
 2009年4月10日、試行錯誤を繰り 返し、苦労して造った奥尻ワインがついに世にデビューする。とても感慨深い瞬間だった。しかし私は、昨秋に傷めた腰がいよいよ悪化し、やがて右足が痛く なって歩行が困難になる。税務署の監査が終わった直後、6月中旬になってようやく函館中央病院に行く事が出来、即入院、即手術を余儀なくされ、椎間板ヘル ニア摘出手術を受ける事になるのだった。8月に職場復帰したものの、常に腰痛との闘いが始まる事に。
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