わが町、中標津町
 我が町、中標津町。まず中標津ってどう読むか分かりますか?意外と読めない人が多いですが「なかしべつ」と読みます。町名の由来は、標津というのがシ・ペッという大きい川を意味するアイヌ語からきていて、その川の中流にあったことから、中標津という合成語ができたと言われています。地理的には北海道の東のまた東、北方領土を抱える根室支庁の一都市です。

 道外の人には〜支庁と聞いてもおそらくピンとこないでしょう。北海道は九州の2倍、四国の4倍という面積を誇っているため、北海道庁を、網走支庁、石狩支庁、胆振支庁、渡島支庁、上川支庁、釧路支庁、後志支庁、宗谷支庁、空知支庁、十勝支庁、根室支庁、日高支庁、檜山支庁、留萌支庁という14の支庁に分割しているんです。この支庁がおおよそ県に相当すると思ってもらっても構いません。

 この中標津町は広大な根釧原野のど真ん中に位置し、人口約2万4千人、牛の数が約3万7千頭と、人より牛の数の方が多い酪農観光のメッカです。町制施行は昭和25年で、それ以降50年以上も人口を減らした事がない上、若齢人口比率が高いという、周辺に大都市のない町村ではとても珍しい砂漠の中のオアシスのような、とても活気のある町です。これはおそらく、東京や札幌へ定期便が運航する飛行場がある事や、物流・交通の中心である事など、地理的立地にも恵まれているのが大きいのだと思います。商圏人口は7万人を抱えるといわれるように、周辺の市町村から人が流入しているわけです。だから人口規模の割にデパートがあるなど、初めて訪れた人は意外と都会で驚くはずです。こじんまりとまとまった市街は何不自由なく物がそろい、娯楽施設や飲み屋も豊富にもかかわらず、一歩郊外に出ればまっすぐに伸びる直線道路と広大な牧草地が広がる、まさに日本離れした光景が目に飛び込んできます。バックには知床の美しい山々が連なり、馬や牛が草を食む姿がごく当たり前に見られます。

 観光スポットとしては、根釧原野を見渡せ地球が丸く見える「開陽台」という展望台、そして仙境の出湯で野趣溢れる「養老牛温泉」の露天風呂、などがありますが、もうこの町のどの場所を指定しても観光スポットとなりうるくらいの美しさがあります。山や川や大平原を馬で駆け抜けるのはものすごく気持ちよく、こんな事が日本でも出来るなんてと驚くはずです。

 気候は内陸性の気候になり、夏の平均気温は20℃、冬の平均気温はマイナス10℃程度であり、積雪は道内でも少ない青空と緑の美しい町です。最近は都会からの移住者も増え、今後どのような発展をしていくのか楽しみな町です。訪れた事ない人は是非来てみてください。北海道の魅力は、札幌や小樽や函館だけでは不十分です。東へ行けば行くほど、北海道らしい雄大な光景があなたを待っています!

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